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ファンダメンタルズで金利を見る重要性

皆様こんにちは、FXトレーダーの黒鳥です。

ここ最近書いている商材検証の記事へのコメントでも
「お金を無駄にせずに済みました」や「自分の価値観の蓄えになります」
など嬉しいコメントが増えてきていて、このブログに少しでも価値を感じてくださる方がいるのであれば幸いです。

いつもお読み頂いている読者の皆様、コメントを下さる方々、ありがとうございます。

今後も、ファンダメンタルズ分析に関する記事や相場観に加え、
注意喚起の記事も書いていきますので引き続き何卒よろしくお願い致します。

今回は、読者の方から
「ファンダメンタルズ分析を勉強し始めているのですが、金利がどう絡んで来るのか、なぜそんなに重要視されているのかが明確に理解出来ないので、教えてください」
との声がありましたので、

今回はファンダメンタルズで金利を見る重要性について私なりの考察を述べさせて頂ければと思います。

しかし、これはあくまで私個人の見解であり、投資に関する助言ではありませんのでその点、ご留意下さい。

ファンダメンタルズ分析の一参考記事と考えて頂けましたら幸いです。

今回は下記3つの内容から分析していきたいと思います。

  1. 金利とは?
  2. 金利が与える影響
  3. 金利が相場に影響を与える事例

それでは、さっそく見ていきましょう。

金利とは?

日本国民の中で正しく「金利」を理解している人は一体どれだけいるでしょうか?
日本の義務教育では「お金」に関する知識はほとんど身に付きません。
別に教育を批判したいわけではなく、大人になったら
「自分に関係のあることは自分で知識を取り入れる」
という事が必須だと考えています。

これは投資やFXに限らず、生きていく上で誰にも言える事だと思います。

では、金利とは一体何なのかしっかり理解する必要があります。

金利とは
”預金や貸付に対する利子”の事を指します。
例えば銀行に100万円を預金していて、翌年101万円になっていた場合、
100万円に対して”利子が1%ついている”という事です。

預けていただけなのに1万円もらえたらボーナスみたいなものですね。

利子の説明についてさせて頂きます。
お金を借りた側が貸した側に返すお金の総額から元金を引いた金額、
要するに、利子は、元金とは別にかかる返済手数料のことです。
利子の計算はよく%で行われますが%という事は、預ける金額が大きくなるほど金利も付いてくるという事ですね。

では、金利はどこで誰が決めているのかという部分ですが、
金利は各国の中央銀行が行う政策金利によって決まっています。

政策金利とは、国が行う経済政策の「金融政策」で、
物価の安定を計るために景気対策の一環として、金利を上げ下げすることで行われます。

中央銀行がこの金利の利率を操作することで、その国の物価などを調整しています。

多くの人は低金利の通貨を保有するより、高金利の通貨に流れていくので、この金利差の利用による資金の流れが為替相場の大きなメインの変動要因となります。

つまり、ファンダメンタルズ分析をする上で各国の金利政策に注視する事は非常に重要な事です。

FXにおいてこの政策金利を見て、
「価値が下がる」と認識され継続して売られていく通貨なのか、
「価値が上がる」と認識され継続して買われていく通貨なのか

というのを総合的に判断し、分析していきます。
上記からも分かるようにファンダメンタルズ分析の重要性、または必要性を感じて頂き、金利で相場が動く理由・原因をご理解頂けたかと思います。

2.金利が与える影響

ファンダメンタルズ分析は、
一概に通貨の価値が上がるか下がるかを予測する分析ではありません。
複合的に情報をキャッチし、多角的な視点からその情報を精査し、
思い込みにならないように総合的かつフラットに判断し続ける必要があります。

金利はもちろんですが、各国の情勢・発言・姿勢などその国の経済データをよく確認し、
相場を読む分析方法になります。

突発的な要人発言や貿易で協力関係が強い国の間でのニュース・GDP(国内総生産)など相場に影響を与えるニュースはいくつかありますが、

その中でも金利が相場に与える影響というのは非常に大きいものになっております。

特に、月や年単位で継続されるトレンドは世界情勢に対応した政策と金利などの施策によって徐々に生み出されるものになります。

金利の上げ下げは中央銀行が政策として行い「公開市場操作」と呼ばれます。

決まったレートの金利を操作し、為替相場に変動を与えることは、世界に共通した基本的な考え方です。

要するに、
金利が上がる→通貨高
金利が下がる→通貨安

という事実は変わりません。

政策金利を上げることを「利上げ」「金融引き締め」
政策金利を下げることを「利下げ」「金融緩和」と呼びます。

こういった知識を持ってニュースを見るだけでも少しづつファンダメンタルズ分析に必要な情報へのアンテナが立ち、情報収集がしやすくなります。

そして、為替相場に影響を与える政策金利は中央銀行が勝手に金利を上げ下げする事は出来ません。

中央銀行が金利の目標数値を定め、民間銀行から資金を供給したり、吸収したりすることで、目標数値に向かって誘導します。

巷に溢れかえるトレンドフォロー系の商材は
「なんの知識も必要なく、トレンドの始まりから終わりまでごっそりpipsを抜き取れます」
という詐欺まがいなものが多く存在します。

私はこういった部分に常々嫌気が差します。


前回高値での水平線などは簡単に突破されます。

そこにテクニカル分析を組み合わせたサインツールが正常に判断出来る訳が無いからです。

ファンダメンタルズ要因で動いている相場は簡単に予想はできません。

金利が相場に影響を与える事例

実際に金利が相場に大きな影響を与えた事例を見てみましょう。

こちらは
MXN/JPY(メキシコペソ円)の週足チャートです。

世界的に景気は回復へ向かっていますが、関わりの強い米国の経済対策への期待感や、
ワクチン普及への好感がありますが、世界の金融市場ではリスク回避の動きが続いています。

メキシコペソは上昇傾向で2020年3月末からの騰落率は対米ドルで約18%の上昇となっています。

緩和的な金融環境の長期化が予想されていますし、新興国通貨にも資金が流入する中で、
金利の高さが注目されているからです。

バイデン氏の政権下にある米国との関係改善や、米国の経済回復から恩恵を受けることなどが期待され、メキシコペソは堅調な推移が見て取れます。

2021年2月11日にメキシコ中央銀行は金融政策決定会合で、政策金利を0.25%引き下げ、政策金利を4.00%としました。

声明によるとインフレリスクは上下にあり、コロナ禍の影響もあり、リスクとバランスは不確実であると指摘されています。

利下げへの期待は市場にはありますが、2021年のインフレ見通しは、年後半は低下が予想されるものの今後数カ月は上昇するとみられ、利下げ余地に乏しいことから政策金利は当面据え置かれる可能性が高いとみられます。

ことがわかります。

利下げや利上げはかなりの要因の一つとなるのでトレンドを理解する上でしっかりと確認をしましょう。

しかし、金利が作用しない事例もございますので、一概に言えないということは理解しながらも様々な事例を自身でも調べ、理解を深めていただけると幸いです。

ブログは一方的な発信だと私の自己満足になりかねません。
本当に読者さんが知りたい内容にフォーカス出来るのが一番だと思いますので、何か質問や気になることがあればコメントにもらえればお答えしていこうと思います。

これからも引き続きお読みいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。

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