FXトレード

FXトレードでお金を増やすために考えること

皆様こんにちは、FXトレーダーの黒鳥です。

突然ですが、ご自身のトレードルールをお持ちですか?

「そんなの当然だろう!」とおっしゃるかもしれませんが、

では、「何があってもそのルールを必ず順守出来ていますか?」

という質問はどうでしょうか。

ドキッとした方もいるのではないでしょうか?
私たちトレーダーは誰しもが自分のトレードルールを持っています。
しかし、どんな状況や相場であってもルールを破らずにいる事はとても難しいものです。

しっかりと自分のルールを守らなければ利益よりも損失が大きくなってしまうだけではなく、今まで積み重ねたお金も中長期的に減ります。
プロスペクト理論の様にFXには精神的に陥りやすい罠もあるため、マインドルールは非常に重要となります。

今回は、お金を増やすために必要な考え方・メンタルについてお話します。

自身のルールを順守し、常に客観的かつ論理的にトレードを履行するとは?

今回も結論から先にお伝えします。

FXトレードでお金を増やすために考えることは、
自身のルールを順守し常に客観的かつ論理的にトレードを履行することです。

そうすることで損をコントロールし、安定的に利益を最大限獲得する事が出来ます。

その中でもまず、ルール設計をしなければならないことは
いかに”損失について考えることができるか”ということです。

本日はそこについて述べたいと思います。

利益を最大限追及していく事によりトレードルールは生まれます。
もちろん、日々のトレードの中で古いルールが当てはまらなくなり新陳代謝を起こす事も必要になりますが、短期的に結果を求めるとトレードルールが定まらない可能性もあります。

しかし、中長期的に安定してお金を増やすためには
自分で決めたルールを順守して、客観的かつ論理的にトレードを履行しましょう。

損失について考えることが重要な理由とは

そもそも、専業トレーダーやそれこそ私黒鳥も初期には多くの損失を被っていて、毎日お金を稼ぐ(プラスで終わる)という事はありません。
また、熟練トレーダーであってもずっと勝ち続けられるものではなく、それこそ損について考える必要があります。

損失は全トレーダーが必ず経験します。
誰も利益をコントロールすることは不可能ですが、損失はコントロール可能です。
だからこそ利益を伸ばすためにルールが必要という事を覚えておきましょう。

もとよりFXは時給制ではなく、時間帯効果や時給的な考え方を持ち込むのは間違いということを理解しましょう。特に損切りをしたら取り返したくなる気持ちはとても危険です。

損切りを制するものはFXを制すという言葉があるように損小利大で利益を出すために、重要なことだけを冷静に分析してトレードする事がFXには求められます。

そのためには

エントリーした際には必ず損切り注文を設定しておくことがカギになって来ると考えています。

上記を徹底することで冷静な判断ができることから、損失はかなり制限でき、次のエントリーチャンスに向けて新たに集中できるという事です。

ルールに従う上で出た損失も必要経費と割り切るために、本日は3点ご説明させていただきます。

1.意思の無いポジションは持たない
2.自分が許容出来るリスクを把握しどの程度の利益を目指すのかを無理のない範囲で決める
3.情報を素早く入手できるようにしておく

ということです。

上記について説明します。

意思の無いポジションは持たない

それでは主観的にならず客観的にトレードする為に必要な要素をお伝えします。

まず1点目が、意思の無いポジションは持たないということです。

FXには常にメンタルが伴います。
なぜならそれは自分のお金を運用しているからです。
しかし、相場は残酷なので全て自分の思い通りには行きません。

当然の事ですが、FXは数字の世界です。
しかし資金面やpipsなどの数字だけでなく、生きた相場を相手にしているのでプロのトレーダーは

"いかに想定外を無くすか"

を常に意識してトレードへ挑みます。

この、「いかに想定外を無くすか」という日々の努力は確実にトレード結果に現れてきます。

利益のイメージができない相場、つまりチャートの予測が立てられない場合はもちろん手を出しません。読み間違えても良いので、チャートの方向性などを自分自身で想像ができるときにだけポジションをもつ必要があるということです。

エントリーする前の環境認識から常にこの考え方を持って、意思のあるポジション取りを心掛けてください。

自分が許容出来るリスクを把握し、どの程度の利益を目指すのかを無理のない範囲で決める

次に論理的にトレードを履行するにあたって重要なことの2点目が
”自分が許容出来るリスクを把握し、どの程度の利益を目指すのかを無理のない範囲で決める”という事です。

特に、損失に関してのリスク管理を徹底することで継続的な勝ちに繋がってきます。

その中でも損切りは人それぞれの証拠金・ロット数・許容範囲によって大きく変わってくるので、リスク管理が曖昧だと運用も同時に曖昧になり結果的に負ける可能性が高くなります。

これは当たり前のように聞こえると思いますが、損切りした後に相場が戻ってきたりすることで、ルールを変更してしまう方が大勢います。

その都度、自分のトレードルールを変更することは厳禁であることを肝に命じておくべきです。
自分に厳しく、厳格な損切りを心がけるというのが非常に重要です。

そして何より、含み損が大きくなればプロスペクト理論の効果も大きく働くためメンタル強化が必要となります。

※プロスペクト理論とは
100万円を例に挙げると同じ100万円でも100万円の利益による喜びよりも、100万円を失う苦痛の方が2倍大きいので含み損はなかなか損切り出来ずに保有してしまうという理論の事を指します。

大事なことはそのような人の本質があるということを理解する事です。
なるべく自分のメンタルをコントロールして損切りの基準をあらかじめ決めておき、基準に達した時にすっぱりとあきらめるという考えを持つ事です。

特に中・初級者の場合は
利確・損切りの金額を下げることが大事で、これが無理のないトレードに近づき、気持ちに余裕が生まれる要因になります。

先述したようにトレードで不安を感じてしまういちばんの理由はお金がかかっているからです。
ロット数を下げる事で利益も小さくなりますが、お金を失いたくなければ損失をコントロールするのが一番の対処法です。

リスクマネージメントと同時に、利益も無理のない範囲で確定していく事が重要となります。

こうすることで、頭も心も冷静に相場と向き合えると考えています。

情報を素早く入手し蓄積しておく

次に重要なことの3点目として
「情報を素早く入手し蓄積しておく」について解説します。

以前の記事で、日々経済情勢や経済のニュースにアンテナを張りつつ常に情報をアップデートする必要性について解説しました。
その活用方法でとても大切なのが、その時の自身の見解などを明白にしておく事です。

これは、
”もし自分のファンダメンタルズ分析と逆行した場合に損切りを早く決断する”
”ネガティブな要人発言が入ったら一旦利確する”
など、事前にルールを意識して順守することへの助力になります。

また、しっかりとファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を駆使して相場を分析し、自分のデータに残しておく事も情報収集のうちの一つです。

自分の勝ちパターン、負けパターンをデータ化し、
相場や通貨ペアなどの得意・不得意、自分の手法がどこにハマるのかを理解する事は確実に勝率を上げる要因になり得ます。

そうすることで無駄な事は排除し、エントリーポイント・利確・損切りの3つだけを意識してトレードに集中する事が可能になります。

最初は難しいことですが、日頃から金融政策や政治経済全般についての知識を深め、絶えず最新の情報をウォッチし自分のトレードをデータ化することが必要不可欠になります。

以下、再掲になりますが私黒鳥のおススメ情報収集先です。

経済指標や要人発言など

・「グローバルインフォ24」
 こちらは登録無料で経済指標発表後の数値や、要人発言の2~3分後にメールで通 知が来ます。
 要人発言はいつだれが話すのか分からないので重宝します。

・「羊飼いのFXブログ」
 こちらはトレーダーには有名なブログですね。
 経済指標のスケジュールやその結果を分かりやすく掲載してくれるものです。

経済ニュースなど
(基本的に自分の好みのものでいいとは思います)

・「Bloomberg」

・「REUTERS」

・トランプ大統領のTwitterをフォロー

ぜひ参考にしてみてください。

自身のルールを順守し、常に客観的かつ論理的にトレードを履行することで得られる具体的なメリットは?

では、実際に自身のルールを順守し、常に客観的かつ論理的にトレードを履行することで得られる具体的なメリットについて解説します。

結論として、中長期で利益を安定的に増やせます。

先述したように

「いかに想定外を無くすか」を日々考えながらトレードに挑むことにより想定以上の損失を避け、利益だけに集中できるトレードが可能になります。

想定外も想定の内と言えるよう二手、三手先まで考えられるとなお良いですね。
再度思い出して頂きたいのが、FXで重要な考え方は損小利大ということです。
これを実現するためにルールが存在します。

今まで私が見てきたFXで退場してしまう多くの人たちの特徴は、コツコツ勝っていき、最後に大きく負けてしまい損切りできずに1回の取引で退場せざるを得ないような損失を出してしまう人が圧倒的に多いと感じています。

典型的なコツコツドカンというやつですね。

退場してしまったら何も意味がありません。
しかし、ルール通りに損切りすれば余力は残ります。

わずかな損失で反省し、利益を最大限獲得していく事に注力出来るトレードルール作りが相場に生き残り続けて行く何よりもの秘訣です。

それが出来れば安定した利益を継続できるという訳です。

まとめ

今回はFXでお金を増やすために考えるべきことをお伝えしました。

自分のトレードルールを順守し、常に客観的かつ論理的にトレードを履行する事の重要性を少しはご理解いただけたかと思います。

皆様も自分のルールに従って冷静に方向性・エントリーポイント・利確ポイントを見極め、トレードすることをお勧めします。

損失はプロでも出してしまうもの。
しかし、その損失へのリスク管理を入念に行っているからこそ勝ち続ける事が出来ているのです。

常にそれを意識しながらトレードを心掛けましょう。

ブログは一方的な発信だと私の自己満足になりかねません。
本当に読者さんが知りたい内容にフォーカス出来るのが一番だと思いますので、何か質問や気になることがあればコメントにもらえればお答えしていこうと思います。

これからも引き続きお読みいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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