FXトレード

トレードすべき通貨ペアの選び方

皆様こんにちは、FXトレーダーの黒鳥です。

前回は、初めての商材レビューをさせて頂きました。
その反響も少し頂きましたので、また機会があればレビュー記事を書こうと考えています。

ぜひ、

「この商材について考えを聞いてみたい」

などのご意見がありましたらお気軽にお送りください。
私なりの考えを交えたレビューが読者さんのお役に立てば幸甚です。

話が逸れましたが、今回は通貨ペアについて取り上げていきます。

FXでトレードが出来る通貨は一体いくつあるかご存じですか?

・・・実は180種類もあります。

その中であなたがトレードする通貨ペアはなにを基準に選んでいますか?

「ニーズがない」
「ボラティリティが少ない」(以下”ボラ”といたします)
「リスクが少ない」
「テクニカル通りに動いてくれる」
「みんなドル円での取引だから」

など、様々な理由があると思います。

ではそこに、確固たる根拠はありますか?

「もちろんありますよ!」

という方も

「そこまではあんまり考えてなかったな」

という方も今回のブログを読んでもう一度、しっかり自分がトレードする通貨ペアを見直す機会にしてみてはいかがでしょうか?

黒鳥ブログ読者の皆さんは、トレードする上でのエントリーポイント・利確ポイントなど明確な基準や根拠を持っていると思いますが、一番の基礎である通貨ペアに関しても根拠を持ってトレードする事をおススメ致します。

そして通貨ペアの特徴を再認識する事で、今までと違った視点を持つキッカケになればと幸いです。
今後も中長期的に皆さんの大切な資産を増やしていくために出来る事を一つ一つやっていきましょう。

通貨ペア選びの重要性

今回も結論から先にお伝えします。

FXトレードにおいて重要な通貨ペアは自分と合うかを最優先に考えるべきです。

私は今までGBPUSDでのトレードで退場したというトレーダーをとても多く見てきました。

彼らになぜGBPUSDでトレードをしたのかを聞いたところ、

「ボラ(値動き)が大きいから」
「参加者が多くて取引の時間帯が幅広いから」
「男はGBPUSDじゃないと!」

などの理由がありました。

その中でも、一番大きな理由としては“ボラが大きいから” が挙げられると思います。

では、自身のトレードルールを順守するという事は出来ていたのでしょうか?

以前の
「FXトレードでお金を増やすために考えること」
を読んでいない方はこちらからどうぞ

この記事の中で述べているように

「FXトレードでお金を増やすために考えることは、
自身のルールを順守し常に客観的かつ論理的にトレードを履行することです。

そうすることで損をコントロールし、安定的に利益を最大限獲得する事が出来ます。

その中でもまず、ルール設計をしなければならないことは
いかに”損失について考えることができるか”ということです。」

これは、ファンダメンタルズ分析・テクニカル分析に関わらず言える事です。

そして必ず認識しておかなければならないのは、通貨ペアにはそれぞれ特徴があるという事です。

利益を最大限追及していくためにはこの通貨ペアの特徴をしっかり抑え、自身のトレードルールで客観的かつ論理的にトレードを履行する必要があります。

通貨ペアによって資金管理やトレードルールを変える事も求められます。

私はファンダメンタルズ分析を用いてトレードしますので、その視点から今日は皆さんの通貨ペアを見直すキッカケになれるように説明していきます。

通貨ペアの特徴を抑えておくべき理由

私はファンダメンタルズ分析をメインに、テクニカル分析はある程度の指標にしながらトレードしています。

しかし、ファンダメンタルズ要因が大きく関わる通貨ペア全てを監視し、全てでトレードをする訳ではありません。

トレードするのは普段から情報を仕入れて情報の新陳代謝を行っている通貨ペアのみに絞っています。

絞らなければリスクでしかないと考えているからです。

FXはギャンブルではありません。

資産を増やす投資です。

だからこそ、トレードする通貨ペアの特徴が自分のスタイルに合っているのかを確認し、それに伴い日々情報を仕入れトライ&エラーを繰り返しながらトレードすることが必要不可欠なのです。

もちろん、ファンダメンタルズ分析が全て思い通りになるわけではありません。
しかし、その通貨や国の金融政策・動向をチェックし、自分のトレードルールを順守すれば怖いものはありません。

だからこそ通貨ペアの特徴を抑えておく必要があるのです。

たとえ損失を出してしまったとしても、
損切りを制するものはFXを制すという言葉があるように損小利大で利益を出すために、重要なことだけを冷静に通貨ペアの特徴を考慮しながら分析してトレードする事がFXには求められます。

そのために本日は
1.USDJPY
2.EURCHF

この2つの通貨ペアの特徴についてご説明させていただきます。

ファンダメンタルズ分析が有効な通貨ペアとは?(通貨ペアの相関性)

それではまず1点目のUSDJPYについてお伝えする前に、

”通貨ペアの相関性”についてお話しようと思います。

いくつかの通貨ペアには関係性が深いものが存在します。

まず

“EURGBP” と “EURCHF”

この二つは非常に似たような動きをする傾向にあります。

それと

AUD(オーストラリアドル)とNZD(ニュージーランドドル)は隣接国ですので、こちらも似た様な動きをする傾向が強いです。

あとは“USDJPY” と “JPN225”

この二つにも動きに相関関係があります。

それぞれの通貨ペアでレンジになりやすい、トレンドが出やすいなどの特徴を抑えておくだけで細かく立てる戦略が変わります。

これを知らずにトレードすると損切りが遅れたり、トレンドを追いかけようと飛び乗り、高値掴みをする可能性が上がります。

では、USDJPYの特徴を見ていきましょう。

USDJPYは、トランプ氏の発言や安倍政権の政策・日米の友好関係などチェックしなければならないファンダメンタルズ要因が多い印象ですが、特別に分析が難しいというものではありません。

また、テレビのニュース等でもよく取り上げられるので、理解しやすいものが多いはずです。

しっかり日米関係や政策についてアンテナを張っていればファンダメンタルズ分析が可能な通貨ペアなのでおススメです。

USDJPYの特徴

1.1年間で10円(10%)程度のボラ

直近の昨年2019年を例に挙げますと、

最安値が104円台、最高値が112円台と8円の値動きとなっていますので、例年と比べるとボラティリティは低かった事が分かります。

しかし、今年はコロナの影響もあり
最安値が101円台、最高値が112円台と9か月で既に11円値動きしている事が分かります。
残りの下半期でより一層ボラが大きくなる可能性が考えられます。

2.一日の値動きは50~100pips程度

他の通貨ペアに比べると少ない方なので、安全で安心な分かりやすい値動きをすることが分かります。

3.日本時間はボラが少なく、欧州時間でややおおきくなり、NY時間がメイン

こちらはドル円以外にも大きく言える事ですね。
特に欧州時間とNY時間が交わる21時~1時がコアタイムで活発に動きます。

4.JPYとUSDはどちらもメジャー通貨であり、値動きは読みやすい事が多く、取引はやりやすい

参加者が多いので情報も仕入れ易く初心者の方もFXを学び始めに取引出来ますし、中級者以上は基軸通貨ペアにしている方も多くいます。

次にEURCHF(ユーロ&スイスフラン)の特徴について説明します。

EURCHFの値動きを理解するにはスイスおよびCHFの特徴について抑えておく必要があります。

1.世界で唯一の永世中立国

何が合っても戦争はしないという国

2.JPYと同様に世界から安全資産として認知されている

日本にも辛い経験があるので戦争はしない国ですが、永世中立国と宣言しているのでスイスフランの方がより安全資産として見られています。

3.長らくデフレで苦労をしてきている

安全資産とみなされているがために自国通貨が高いという背景があるため、スイス政府としては通貨安に導きたい思惑があります。

4.スイス政府独自の金融政策

スイス自体の金融政策は独特で、スイスフラン高を避けるべくスイス政府が為替介入を行い、強引にスイスフラン安にする動きが定期的起こります。

2015年から現在2020年まで5年間以上もマイナス金利を継続しています。

そういった独自の金融政策を行う国・通貨という事を知らないで手を出すと大切な資産を一瞬にして失う事になります。

以前の記事で相場を動かすのはファンダメンタルズ要因であるという事をお伝えしました。

それは、

1) 実需による変動
2) 政策による変動
3) 国による変動

上記の3つです。

スイスフランに関してはまさに2と3が当てはまるという事になりますね。

それを理解していれば政府の為替介入のタイミングへのアンテナを張り、リスク回避をする事が可能になります。

逆を言えば、スイングトレードは介入が入るまで買っていくという選択肢が出て来る事も分かりやすいかと思います。

もちろんこれはEURCHFに限った事ではありませんが、それぞれ通貨ペアの特徴や政府・国の特徴を抑えて自分に合ったペアでトレードする事でリスクを最小限にし、利益を伸ばす事が可能になります。

以前もお伝えしましたが、

“いかに想定外を無くすか”

という日々の努力は確実にトレード結果に現れてきます。

通貨ペア・トレードルール・ポジション量・トレード時間・ファンダメンタルズ分析など守る事やアップデートが必要なものがたくさんありますが、FXは投資です。

簡単に方向を予測するギャンブルとは違うという事を理解し、自分のトレードを心掛けましょう。

まとめ

今回はトレードすべき通貨ペアの選び方について大事な事をお伝えしました。

自分に合っている通貨ペアの選び方の重要性を少しはご理解いただけたかと思います。

皆様も自分のルールに従って冷静にトレードするために基礎である通貨ペアから見直す事をお勧めします。

“いかに想定外を無くし、意思の無いトレードをしないか”

これを意識するだけで自分の資産は守られます。

常にそれを頭に入れながらのトレードを心掛けましょう。

ブログは一方的な発信だと私の自己満足になりかねません。
本当に読者さんが知りたい内容にフォーカス出来るのが一番だと思いますので、何か質問や気になることがあればコメントにもらえればお答えしていこうと思います。

これからも引き続きお読みいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

引き続き、FXトレード研究会(FTK)で取り上げてほしい題材(テーマ)などのリクエストを受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。

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