FXトレード

FX会社の選び方

皆様こんにちは、FXトレーダーの黒鳥です。

本日もこのサイトに訪れ、私の記事を読んで頂きありがとうございます。

私もプロのトレーダーとして情報を発信するからには、なるべく読者の方にとって有益で参考になるような情報や考え方を提示していきたいと考えています。

少し昔の話にはなりますが、私は自身でファンドを設立し運営した経験から、FXの仕組みや各ブローカーの手口や良し悪し・機関投資家の手法・エントリーポイント等を深く理解しています。

これらの情報は一般のトレーダーが絶対に知り得ないものですので、分かりやすく解説出来ればと考えています。

さて、今回は「FXブローカー」について紐解いていこうと思います。
個人的にFXは素晴らしい投資・資産運用だと考えています。

しかし、なかには

「スプレッドが広くてこのFX会社はスキャルピングに向いてない」
「今のは完全に悪意の感じるスリッページだったな、、、」
「大きな利益を出したらいきなり出勤停止を食らった」

など私たちトレーダーにとって不利益が生じる事もまた事実です。

自分の運用している資産やお金が使用しているFX会社によって損を被るのは非常におかしな話です。

私もファンド時代に他の業者から多くの嫌がらせを受けました。
なぜなら私の会社はA-bookだったからです。
主にB-book業者に嫌がらせをされていましたが、人の損失を自分の利益にするという働き方だけはしたくないと感じ、今後の自分の人生に疑念を抱きたくなかったのでA-bookでの運営を続けました。

※A-bookとB-bookの違いについては下記に表を載せておりますのでそちらもご確認ください

そこから更にA-bookとB-bookの違いについて知り、誰の邪魔も入らず純粋にFXを楽しむ様にしてきました。

私がブローカーを運営してきた観点から、その裏側をここでシェアできればと存じます。

今回も私個人の見解ですのであしからず。

業者と顧客で利益相反関係でないNDD方式が良い。

先述した様に、FXブローカーによって自分の資産を安全に運用出来るかが決まってきます。

今回も結論から先に申し上げますと、

「FXをやるなら業者と顧客で利益相反関係でないNDD方式のブローカーのみを選ぶべき」

だと考えています。

もちろん急に大きく変動する相場においては多少のスリッページがあるのは仕方がないと思います。
しかし、「普段から約定力が低い」「暴騰や急落でもないのによく滑る」などはFXをやるうえでストレスでしかないですよね?
自分の資産なのに「出金拒否」や「口座凍結」される意味は理解すら出来ません。

では、なぜTwitterや掲示板等で「口座凍結されました」や「鬼スリッページかまされた」等の報告が出るのでしょうか。

それは、入金ボーナス・レバレッジ888倍・クレジットボーナスなどの一見トレーダーに美味しそうな条件や知名度に踊らされてその人たちが入会したからです。

これらは普通のトレーダーはあまり知らないので仕方のない事だと存じます。

これは私の経験に則ってお伝えすることが可能ですので、大きな事故に遭う前にぜひ参考にしてみてください。

私がブログに参入したのも多くの方がご自分の資産を安全に運用できるきっかけになれれば嬉しいからです。

自分のお金を盗まれていい人はどこにもいません。
FXブローカーの多くは人が苦労して増やしたお金を奪い取り、自分の利益にしようとします。

FXをやるうえでいかにブローカーが大切か少し理解して頂けたかと存じます。
それでは、詳細をお伝えします。

はじめに、FXブローカーと一口に言っても、顧客からの注文方法は数種類存在します。

1.NDD方式
2.DD方式
3.ECN方式

各ブローカーの基本的な注文方法は、上記3つとなります。

次のパートでそれぞれ詳しくご説明していきますね。

誤解を招かないよう先に言っておくと、A-bookとB-bookどちらにもメリット、デメリットがありますので両者をしっかり理解した上で自分に合っていると思うブローカーで納得してトレードする事を推奨します。

各方式のメリットデメリット

先に挙げた各ブローカーの注文方式3つについて詳しく解説して行こうと思いますが、先にA-bookとB-bookの違いについて解説していこうと思います。

業者説明メリットデメリット
A-book業者こちらは顧客からの注文をインターバンクに流す際に受け取る手数料が利益となる。
顧客の利益も損失も関係なく、顧客のトレード回数が利益の源泉となっている。
途中にFX業者が介在しないためレート操作などがなく、透明性の高いトレードができると言われている。
顧客と利益相反にはならないので顧客が勝ちすぎても出金の問題などもない。
スプレッドが広めであり、コミッションという手数料も取られる。
B-bookと比較すればトレードコストが高くなる。
トレードコストがかさめば結果として小さいpipsでは利益が出なくなる。
B-book業者こちらはいわゆるノミ業者。顧客の注文をインターバンクに流さず、ごまかし呑んでしまう。
その結果、顧客が利益を出せばFX業者が支払うので、FX業者の損になる。
手数料0、スプレッドもほぼ0でレバレッジは最大で888倍、入金ボーナス、クレジットボーナスなどの利益を出してくださいというような条件での恩恵を受けられる。顧客と利益相反の関係にあるから、利益を出す顧客がいればテキトーな理由をつけて追い出すだけ。
勝ち組はそんなに多くないので追い出したとしても問題にならない。
また、それを取り締まる法律もない。

上記の表を見ると、B-book業者の方がよさそうと感じる方もいるかも知れませんが、そういう人にこそ今一度よく考えて欲しいと思います。

FX業界には実はB-book業者が大変多く存在します。
B-book業者がインターバンクに注文を流さないのは単純にその方が儲かるからという理由があります。
特に多くのトレーダーは負け続けすぐに証拠金が0になるため、
放っておいてもB-book業者の利益になるので、一番は顧客に証拠金を入れたいと思わせるための甘く聞こえるキャンペーンを打つ事に尽力しています。
しかしたまに勝ち続ける人がいた場合、その人を追い出せば業者は損失が小さくなるというカラクリです。

レバレッジも888倍などというすごいと思わせる様な数値で宣伝を打ち出しているのも一攫千金を夢見て入金するアマチュアを誘い込むためのものであります。

そもそも、業者側にとって不利益な事は進んでやるはずがないので何かおかしいと考えるべきですね。

では、それぞれの注文方法3つを見ていきましょう。

NDD方式(NonDealingDesk)とは・・・
<顧客の利益が会社の利益となる取引方法>
約定力が高くスリップせずに透明性のある取引が可能ですが、手数料分のスプレッドが広いです。

解説:
NDD方式のFX会社は、スプレッドや手数料が業者の利益になります。
いかに多くの方に頻繁かつ長く取引してもらう事が重要ですので、信用の失墜につながる出金拒否を行う可能性はかなり低いと言えます。
FX会社によっても多少の差はありますが、指標発表時やボラティリティが高い時もほぼスリッページがない状態で約定される事も多く、XM等のNDD方式であるFX会社は、ほぼボタンを押した瞬間のレートで約定されます。
NDD方式で注意すべき点は、時間帯・通貨ペア・相場状況によって、FX会社によってはスプレッドが広がる事がありますので、普段から取引するFX会社のスプレッドを把握しておく必要があります。 

DD方式(DealingDesk)とは・・・
<顧客の損失が会社の利益になる取引方法>
ストップ狩りや不利なスリッページに加え、故意なレート変更も行います。

解説:
メリットはハイレバレッジをかけることができ、ボーナスも付いて低スプレッドでの取引が可能という点です。
デメリットは複数あり、
1つは、インターバンクに注文を通さずに顧客同士の注文で相殺させる事があります。
他にも、ディーラー側で手動入力にてレートを決めることができ、不自然な動きが起こる可能性も約款に記載があるため、極端におかしなレートの付け方をしてトレーダーが狩られたとしても、業者側では一切補填などは行いません。
顧客が損失を出し続けていれば問題はありませんが、利益を出しつづける場合、顧客の利益はそのまま業者側の損失となるので排除します。
いくらスキャルピングで利益を出しても、約款違反だと出金拒否や、口座凍結のリスクはあります。特にスキャルピング派は、DD業者を使うのはおすすめしません。

ECN方式(Electronic Communications Network)とは・・・
<ECNという私設取引所に直結して為替を取引方法>
十分な取引量があれば高い約定力を得られますが、取引の薄い相場や通貨ペアは約定されない可能性もあります。

解説:
スプレッドにFX会社側の手数料が含まれてないため、スプレッド幅が狭くなり、トレーダーが取引を行いやすくなりますが、FX会社は取引量に対して手数料を発生させ帳尻を合わせています。
概ね「1lotあたり5ドル」を目安に手数料としてFX会社側がもらう形になります。

上記の通りFX会社や取引方式はも複数ありますが、安全にトレード出来るFX業者はかなり限られます。

FX業者選びを間違えてしまうと今後の利益に影響しますので、今まであまり気にしたことがない方はぜひ見直してみてください。

FX業者の収益元を理解し、トレーダーにばかり美味しい話がある場合は信用しすぎずに慎重にトレードすることが安全な資産の運用に繋がると考えています。

黒鳥が使用しているFXブローカー

安全な資産運用のために記載しましたが、私が安心してFXトレードが出来ると信用しているおススメの業者「GSTrade」「FXDD」について紹介します。

こちらは、私が納得して使用しているブローカーになりますが、先述の通り、各ブローカーごとにメリットやデメリットもあることを理解の上、使用検討していただけると幸いです。

まず1社目が「FXDD」です。
ここは私が数年前までずっと使っていたアメリカのニュージャージーにあるA-book業者です。
私のファンド時代からお付き合いのある会社で非常にスムーズにやり取りさせて頂いていました。
しかし、内部的な話をすると2,3年前にエミールさんという人にオーナーが変わってからは評判が少し落ちてしまったようです。

2社目が「GSTrade」です。
現在私がメインの取引に使用している香港のA-bookFXブローカーです。
比較的新しい会社なのですが、不都合も不具合もなく取引可能です。
内部の人間も非常に真面目な方たちで、今のところ全てA-bookで運営している珍しい業者です。
意図的な価格操作やスリッページ等は無く、非常にストレス無く取引させて頂いています。
あると嬉しい10%ボーナス等もついていて日本人スタッフも多くいるので、何かあったとしてもすぐに対応してくれる貴重な業者です。

まとめ

今回はトレードよりも前の根本的な基礎の部分をお伝えしました。

冒頭にもお伝えしましたが、自分の資産を安全に運用するには業者選びが非常に重要ということが少しはご理解いただけたかと思います。

「入金してしばらく取引してみなければ分からない」
というのはそれだけでギャンブルになってしまいます。
正しい業者を選び、誰にも邪魔されずに純粋にFXで利益を出し続けて行くことは難しいですが、ストレス要因を一つづつ消して行く事が一番の近道だと感じています。
皆さんも足元から見直し、トレードすることをお勧めします。

ブログは一方的な発信だと私の自己満足になりかねません。
本当に読者さんが知りたい内容にフォーカス出来るのが一番だと思いますので、何か質問や気になることがあればコメントにもらえればお答えしていこうと思います。

これからも引き続きお読みいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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