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モンスタースキャルFX

皆様こんにちは、FXトレーダーの黒鳥です。

最近は商材レビューの依頼が非常に多く、それだけ投資に興味がある人が多くなってきたのだなと嬉しい反面、詐欺の様な商材や全く購入する必要性を感じない商材が多い事に驚いています。

こういった商材に騙されないようにも注意喚起が必要と感じていますが、そもそもの「投資についての考え方」を理解していけば「変な商材が良く見える」という事がなくなるかと思っています。

知識を持っていれば取捨選択が容易になります。

数年前に"水素水"が流行りましたが、売るための戦略は非常に効果があるように見せての販売でした。

しかし、
・水素水でのメリットの根拠が薄い
・水素はすぐ抜ける
・科学的にはっきり証明されているものではない

という知識を持っている、もしくは調べて取り入れるという事がしっかり出来れば世の中で騒がれていても左右されずに済みます。

売る側は買って欲しいのであたかもそれが有用、もしくは有効というような売り出し方をしますが、全て鵜呑みにするのはよくありません。

要するに、向こうの魅せ方について正しく判断が出来る必要があります。

「これいいよ」と言われたものに対して本当に自分にとっても良いものなのかが自分で理解出来る事で無駄な商材などに手を出す事はなくなるはずです。

このブログでも注意喚起をしていきますが、ご自身でもその判断基準になり得る知識と見る角度を身に着けて頂ければ幸いです。

それでは今回はこのブログの読者様より依頼のあったモンスタースキャルFXという商材についてレビューしていきたいと思います。

今回は2つの観点から見ていきたいと思います。

・スキャルピングのメリットデメリット
・リスクへの考慮

では、最後までお付き合いください。

スキャルピングのメリット・デメリット

今回のモンスタースキャルFXですが、
結論として
"リスクの考慮不足"ですので購入は避けた方がいいかと思います。

スキャルピングは主にテクニカル分析を用いた短い足での短期トレードですが、短い足であるほど相場に左右され勝率としては低くなります。

資金量を張って数pipsを抜いていくという手法であればまだ分かりますが、この商材はロット数が低いのでpipsを多く取らなければいけませんし、リワードポイントまでも時間がかかります。

基本的にスキャルピングは長い足で方向感を掴み、それを細分化していった短い足でエントリーしていくというものになります。

この、長い足で方向感を掴むというのは非常に重要になります。

なぜならスキャルピングはデイトレードやスイングトレードとは資金量も変わりますが、何より視野の広さが変わって来るからです。

一般的に「視野が狭い」とは、局所的なことしか見えていなかったり、さまざまな角度から物事を見ることができておらず限られた情報で決めつけてしまったりすることを指しています。

「視野が広い」はその反対で、多くの情報から複合的に物事を判断できることを指しています。

これは知識のではなく、「範囲」と考える事が出来ます。

この視野が狭い事で起こる事として、5分足では安値から買っていこうという場面でも1時間では前回高値付近で市場の多くが売りと考えている事があります。

そうすると5分足でスキャルピングの人達は多くの売りの資金と人の勢いに巻き込まれ損切りせざるを得なくなってしまいます。

この様に大局を見て複合的に判断していくというのが非常に重要になります。

しかし、このモンスタースキャルFXでは<1分足でしかトレードしないとの事です。

手法としては
1分足のみを使った順張りメインのスキャルピングとなっており、5分・15分・30分・1時間・4時間・日足という上位足をチェックすることも一切行わず、1分足チャートのみで取引が100%完結するようです。

ローソク足のある1パターンのみでトレード=プライスアクショントレードとのことで、1本のローソク足だけを確認し、

・仕掛けのタイミング(エントリーポイント)
・TP(利益確定ポイント)
・SL(損切りポイント)

その日のトレードの可否または仕掛けの方向(買いか売りか)も分かると記載があります。

そして1分足しか見ずに陽線なら買い、陰線なら売りと流れに飛び乗るトレードの様です。

要するに市場オープン直後を狙った取引で、特に東京タイムのオープンを重視して狙うようです。

市場オープンのタイミングをピンポイントで狙い撃ちする理由としては、売買圧力が極限まで高まるのでいっきに大勢のトレーダーが市場になだれ込むオープン時間を狙うとの事ですが、1分足しか見ないで陽線なら買い、陰線なら売りはあまりに安易過ぎる手法かと思います。

一切大局を見れていないですよね。

トレードの時間帯が決まっているので1日中PCに張り付く必要もないと主張していますが、かなり限定されると思います。

そして、トレード前の分析に関しては複雑な分析は一切カットしているようで、各時間足を見るマルチタイムフレーム分析やボラティリティ分析、ファンダメンタルズ分析など複雑な分析をしなくても優位性が成り立つち、メンタル負荷がない超シンプルトレードと豪語しています。

1分足での判断なので、これでは安定した勝率は見込めません。
高い確率でギャンブルをしているようなものです。

圧倒的なリスクへの配慮不足

こういった商材では、おそらくFX初心者を迷わせないために可能な限り自分で判断する裁量的要素を排除し、決まったトレードルール通り守っていけば勝てるという、ある意味パッケージ化されているイメージです。

要するに
”最初から最後までやることが明確”
という部分が初心者の方には分かりやすいという印象を与えているのではないかと思います。

しかし、リスクに関しての記載がほとんどありません。

この商材ではリスクリワードが1:1で設定されています。
一般的にリスクリワードは1:3で設定されることが多いですが、これは、リワードがリスクの3倍見込める根拠のある場所でのエントリーが必要だからですね。
それに加えて、リスクリワードレシオも考慮しなければなりません。
損失が出た場合、その損失分に対して元本回収にかかる割合は損失率に応じて多くなります。

例えば元本100万円から50%損失を出してしまった場合は手元に50万円残り、その50万円から50%の利益を出しても75万円にしかなりません。
100万円から25万円の損失のままですね。
このように損失率を考慮しなければ投資資金は目減りしていく一方になります。

リスクリワード1:1はギャンブルに他なりません。

それに加え、推奨している通貨ペアは
USD/JPY
EUR/JPY
GBP/JPY
ボラティリティの大きなものになっています。

特に1分足や5分足ではダマシが頻繁に発生します。
初心者が1つのパターンを覚えるだけで、月収100万円稼げるとは思えません。
パターンの認識も人によって誤差があるため、ついている教材にかなり詳細なパターンのテンプレートがあるのか疑問ですし、市場はテクニカルではなくファンダメンタルズ要因で動いているので、パターン化出来ないものが大半となります。

また、ごく限られた時間で適切な判断を下す必要があるので、パターン化しても必ず毎回正しい判断が下せるとは思えませんので、再現性は非常に低いものとなると思います。

そしてスプレッドやスリッページが考慮されていないので、それらを含めるとリスクリワードが非常に悪すぎる点です。

短期的に何連勝かしたとしても相場との相性が悪く1度か2度の損失で、それまでの勝ちは意味を失くし、マイナスになる可能性が十分に考えられます。

記載している勝率の77.27%は2020年10月のたった1ヶ月間のみのデータですし、モザイクが多くスキャルピングでこの勝率はかなり低いと思いますし、損切については一切触れられていません。

ロジックやその優位性を証明する実績データも不十分だと思います。

決まった1パターンでなければエントリー出来ないという事になるので、毎日何回もチャンスが来るわけではないのでスキャルピングの割に取引回数もかなり限定されてしまうという事になります。

投資において損失を出さないという事はほとんどありません。
打ち出しているロジックに関して損失を抑えるためのロジックも含めて打ち出さなければ信用性は一気に落ちてしまいます。

なぜリスクリワードが1:1なのか、それは上がるか下がるかのランダムウォーク理論を考慮しているかと思いますが、1:1ではギャンブルと言っているに過ぎません。

今回の商材は結論として
"リスクの考慮不足"ですので購入は避けた方がいいかと思います。

ブログは一方的な発信だと私の自己満足になりかねません。
本当に読者さんが知りたい内容にフォーカス出来るのが一番だと思いますので、何か質問や気になることがあればコメントにもらえればお答えしていこうと思います。

これからも引き続きお読みいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。

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