FX情報商材

【商材検証レビュー 】ペイ・フォワードファミリー

皆様こんにちは、FXトレーダーの黒鳥です。

最近、読者の方から記事のご依頼を頂くことが多くとても嬉しい限りです。

今回はその中でも、ある商材レビューのご相談をいただきましたのでそちらについて記事を作成させていただきました。

内容はPay Forward Familyというクロスリテイリングの商材について、私なりの視点から購入すべきかをご共有できればと思います。

最近、私が商材レビューを書く中で、ある共通点を見つけました。

それが、

・ターゲットが初心者向けであること
・サイン点灯系インジケーターがあること(場合によっては自動決済)
・サインのみを強みとしてしまうため、急なファンダメンタル要因に対応できない

この3点です。

特に今回書かせていただくクロスリテイリングの商材は、毎回作られる商材が自動決済やサイン点灯系のツールを用いて誰にも簡単にという商材を売りにしており、
今回も自動決済系の誰でも簡単に売買ができる商品となっております。

今回は下記3つの項目から
1.自動決済型やサイン点灯型ツールの恐ろしさについて
2.ファンダメンタル要因に対応できないと何が危険なのか
3.特典や内容と金額の妥当性について

こちらの3点をもとに商材のレビューを行います。

1.自動決済型やサイン点灯型ツールの恐ろしさについて

まず、以前の記事でも申し上げてきましたが私は自動決済システムやサイン点灯型ツールのみに頼る事は非常に危険だと考えています。

何が危険かと申しますとトレード全てを機械任せにするという点です。
自分の大切な証拠金を実績が信頼出来ないシステムに任せるというのは非常にリスキーでギャンブルだと思います。

大前提として、FXはギャンブルではありません。
これからFXを始める方から見たらチャートが上がるか下がるかという少しギャンブルチックに映る部分もあるかと思います。

しかし、FXには分析が必要で、その分析には根拠が必要になります。
その根拠と成り得る物がテクニカル分析とファンダメンタルズ分析です。

テクニカル分析は六星占術のような物ですが、市場を動かしているのはファンダメンタルズ分析です。

皆さまもご存知の通り、多くのプロトレーダーが退場したというコロナ相場ですが、以前の相場とは全く違う内容に感じられると思います。
特に、テクニカル分析は統計学で「この波形完成は60%の確率でトレンドの転換が起きる」とのように、今までの履歴からパターンを作り出して分析したものです。
しかし、統計学が通用するファンダメンタル要因のない相場であればテクニカル分析の有用性は高いのですが、このコロナ相場は予想外の動きが多いのでいろいろな情報にアンテナをはり自ら学びに行く事が必要となります。

そんな中、今自動サインツールに任せるのはいかがでしょうか?
現在のトレードスタイル含めても一旦は調べて、理解する、事例を発見するなどの勉強がもちろん必要となります。中・上級者からすると参考の一例としてサインツールを取り入れることは良いことだと思いますが、自動サインツールだとどうしても楽なイメージが先行することより、初心者の方が興味を持ちやすいです。
特に自動決済型は自身で考えずに機械的にトレードをする事となるので、
トレンド発生時などには有用性が高いものの今の相場ではかなり厳しい状態が続くと思われます。

また、ツール更新対応などがあればトレンドに合わせ変更する可能性もあるので、そちらの確認はマストですが果たしてどのくらいの頻度でどれくらいの状況に合わせる事ができるのか、特にこのクロスさんの商材だと不安を覚えます。

やはり、今の相場や販売元だと自身での勉強が必要になることは理解頂けたかと思います。

2.ファンダメンタル要因に対応できないと何が危険なのか

市場を動かしているのはファンダメンタルズ要因だという話をしましたが、テクニカル分析が効かない事例というのは数多くあります。

以前の記事で『ファンダメンタルズ分析は重要か否か』というタイトルでも言いましたが、
FXの市場が動く大きな理由は下記の3つになります。

1) 実需による変動
2) 政策による変動
3) 国による変動

私は9割ファンダメンタルズ分析でトレードしています。
何故ならテクニカル分析は予想を裏切る事が多く、機能しないからです。

先に皆さんにとって非常に残酷な事をお伝えしておきますね。

「チャートはファンダメンタルズ要因でしか変動しません」

前提として上記の認識であるがゆえに、テクニカル分析だけに頼るのは危険だと考えています。

その理由は相場を動かすのはいわゆる実需や政策、金利といったファンダメンタルズ要因であるからです。

勘違いしないで頂きたいことは、決してテクニカル分析が全く駄目と全面否定をしているわけではありません。

テクニカル分析オンリーで相場の流れを読み解こうとすると大怪我をするとお伝えしておきたいのです。
ーーー

前述の通り、テクニカル分析で算出されるエントリーポイントは簡単に破られます。
そこを狩りに来る機関投資家も存在します。

機関投資家の資金量で大きくチャートが動く事を考えると、国の政策などによって投入される金額に対してはテクニカル分析は一切意味を成さない事をご理解頂けるのではないでしょうか?

何よりこのツールを信用出来ない理由は、何を基準にエントリーポイントを算出しているのかが全く説明されていない事です。
フィボナッチがこのツールの根幹とありますが、8年間のテクニカル分析のノウハウは1週間で証拠金を溶かす事も有り得ます。
それは、ファンダメンタルズ分析を一切利用していないからです。

ファンダメンタルズ分析が可能なツールはまだ存在しませんので、根拠の薄いテクニカル分析を組み込んだシステムツールに自分の証拠金をあずけるほど怖いものはありません。

3.特典や内容と金額の妥当性について

ここまで話して来ましたが、勝率94%の全自動ツールはいくらなのでしょうか?
今回のPay Forward Familyのコンテンツ内容は以下の通りとなっております。

~特典内容の羅列~
コンテンツ
1.Pay Forward 永久使用権利
2.FXベーシックレクチャー
3.リアルトレードレクチャー全15回
4.メンバーズサイト

サポートサービス
1.オンライントレードセミナー
2.随時配信フォローアップサポート
3.ZOOMオンラインミーティング
4.メール&コメントサポート
5.スタートアップコンサルティング

特典
1.アセットマネジメントシート
2.FXメンタリズム
3.Pay Forward専用インストーラー

先行特典
リモートインストールサポート

プレミアムプレゼント
個別コンサル(一人20分)

この内容でオファー金額は298,000円となっております。
いつものクロスリテイリングの内容とあまり代り映えはしませんので、主にサインツールのシステム開発費用ということではないでしょうか?

全自動ツールなのにバックテスト内容や実践トレード動画なども掲載、公開していないので信憑性に欠けますね。
ファンダメンタルズ要因に対応出来るか分からないまま証拠金+30万円を支払うというのは非常にナンセンスであり、リスキーです。
無駄にお金をかけて使えないものを買うよりは、毎日ファンダメンタルズ分析を勉強してデモで3か月毎日練習する方が効率はいいと思います。


上記内容を踏まえ、みなさまはどのように感じましたでしょうか。
このようにクロスリテイリング社の商材LPを見ていると、簡単に手堅くお金が増え、サインにしたがってトレードをするだけでいいんだという安易な気持ちになるかもしれません。

いかにも簡単にという見せ方で思考を停止させてしまうような商材は本当に危険だと読者の皆様にはお伝えしたいと思います。

また、94パーセントの勝率が仮に本当だったとしても、
解析され、多くの人が使うものになった時点で、トレードとしては役にたたなくなってしまいます。
それは上級者が、ロジックを理解した途端、事前にロジックの決済ポイントへ仕掛け、初心者をカモにするからです。

トレードをしているのは人であり決して通貨ではありません。
もし世の中にすぐれたインジケーターや参考にしている指標があればそれに合わせて人は把握し、行動をしようと動きます。
ですので、簡単に勝率のいいという謳い文句の商材に騙されるのではなく、
自身の中でしっかりとロジックを勉強できるような商材を検討する方が建設的で良いのではないかと私は信じています。

ブログは一方的な発信だと私の自己満足になりかねません。
本当に読者さんが知りたい内容にフォーカス出来るのが一番だと思いますので、何か質問や気になることがあればコメントにもらえればお答えしていこうと思います。

これからも引き続きお読みいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。

-FX情報商材

© 2024 FXトレーダー黒鳥のブログ