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【商材検証レビュー 】Zeus-FX(ゼウスFX)

皆様こんにちは、FXトレーダーの黒鳥です。

多くの読者の皆様から、自動売買ツールはどうなの?という相談をいただきますので
今回は上記Zeus-FXについてレビューをして参ります。

ただ、私はファンダメンタル中心にトレードをしているため、
自動売買ツールは基本的にテクニカル分析メインの商材になりますので、
批判的になってしまうことご了承くださいませ。

今回は
1.自動売買ツールについての私の考え
2.Zeus-FXについて
3.ツールが対応できるのはテクニカル分析のみ?

の3点からご説明したいと思います。

1.自動売買ツールについての私の考え

そもそも、自動売買ツールについて提言させていただきます。

皆様の中でもトレードをしている方はご存知かと思われますが、各通貨ペアによって値動きの仕方にはばらつきがあり、テクニカル分析メインでトレードされる方は、USDJPYではこのインジケーターやシグナルが通用したのにGBPUSDだと一切機能しなかったなど困惑した経験があるのではないでしょうか?

また、ファンダメンタルズ要因(大きな例でいうと、この度のコロナショックやリーマンショックなど)が発生するたびにテクニカル指標を無視し、損切りやロスカットに至るということなど往々にしてあったかと存じます。

また、ひとつ例を取り上げさせていただきます。
BTCなど仮想通貨市場でインフルエンサーがサロンを作り、そのサロン生に対し売買タイミングを共有しコピートレードをさせるというものがありました。

同じように、アナログの配信ではありますが、同タイミングで決済するような仕組みでしたが、こちらはインフルエンサーが事前に共有する前に仲間内や自身でエントリーをし、
サロン生からお金を抜き取るというような疑惑が起き、さらにサロン生の人数がかなり膨れ上がった時には、トレードを分析し、上級者がトレードタイミングを推測し、そこから利鞘を取るなど入会したサロン生は儲からないという事実が発生しました。(今は会員数は激減しているそうです。)

そんな中、自動売買ツールでましてや年利300%という数字はとても魅力的ですし、本当にユーザーが集まるようなツールになるのであれば、分析されてしまったらと思うとゾッとしませんか?

私は自動売買ツールに対して懐疑的なのは、世の中に出しているということは以前は儲かったものの現在はそこまでなので開示した、あるいは、そもそも儲からないので、バックテストでよかった時を抜き出しそれを公開した、などそんな理由以外に無いと考えるからです。

皆様は年利300パーセントのツールをわざわざ公開して、上記のようなリスクがある中で目先の利益を得ようとするでしょうか?

販売者の立場に立ってみて考えると色々なパターンが想定できますよね?
自動売買ツールの批判についてはここまでにしておきましょう。


2.Zeus-Fxについて

Zeus-FXについては口コミ等はあまり公開されておらず、このLP以外に情報がありません。もちろん、体験者や購入者の口コミも見当たりませんでした。

YouTubeのデータを見ても販売用の動画を3本しか作っておらず、登録者も3人しかいないようなので詳細についてはあまり分からないものとなっております。

AIやロジックなどの公開がされていないのは、自動売買とはいえいかがなものかと存じます。
いずれにしても、情報がなさすぎて判断が難しいものとなっておりますが、上記で申し上げたようにバックテストでのいい結果だけを抜き出したものだった場合、やはり使い方に注意をすべきだと思います。

あくまでも私個人の所感ですが、YouTubeアカウントがあるので、そこに
バックテストやリアルトレードの動画を出したら、購入検討者にとっては分かりやすく、
かつ信用にも繋がるのではないかと感じてしまいます。

金額は下記のようにサブスクリプションとなっております。
※14日間は無料体験可能

金額:
サブスクリプション/月々19,800円
買取り/不明

商品概要としては
MT4で使用する最新AI搭載
完全自動(スキルなし、作業なし)で年利300%達成
〜100万円が1年後400万円に!〜
このシステムは3通貨ペアを同時にトレード

※条件や相場により年利が変わります

という宣伝文句を打ち出していますが、完全システムトレードとなるのでやはり実際のトレードを見せてもらわないことには信用度が薄れてしまうのは仕方ないと感じます。

次に、ステートメントデータについてですが、しっかりとYouTubeで公開をしていてプラスになっていますね。

しかし、重複にはなりますがこの結果にたどり着くまでの経過が、購入検討者としては一番知りたいところだと思いますので、今後のYouTubeでの公開を期待するしかないという現状です。

総合的に考えると現段階では購入を見送るのが賢明かと思います。
もう少しデータや、実践者の声が出てきてからの参加でもいいと個人的には考えます。

3.ツールが対応できるのはテクニカル分析のみ?

今、世の中に出ているシステムトレードやサインツールは全て
過去のテクニカル分析のデータを蓄積したものになり、
ファンダメンタルには一切対応していません。

相場はファンダメンタルズ要因で動く事がほとんどですので
テクニカル分析が一切機能しない
とブログ当初から申し上げてきました。

実際にLP上にも下記のような質問があります。

<質問>
“考えられる最大リスクは何になりますか?”

<回答>
“全てのEA(自動トレード)に共通で言えることですが、将来の市場含めて勝率100%はありえませんので口座を溶かさないこと(証拠金を使い尽くす場合やドローダウンが証拠金程度になり強制ロスカットされる場合など)が何より重要です。FX会社は追証(追加の損失を補填する仕組み)がないところを選定していますので、考えられる最大リスクは入金した証拠金分となります。過去3年間分のデータもしっかり解析し問題ないようにしていますが、リーマンショックのような大暴落などや特別な相場も含めて全ての相場で100%口座が保証されるわけではありません。ただ、数年に一度程度のイベントなどで、万が一、口座を溶かした場合でも年利300%程度が200%となるだけです。過去市場からも十分に利益は獲得できていますので、短期的な視点ではなく、年スパンなど長期的に利益を出し続けれることが何より重要です。最初の数ヶ月分の利益で元の証拠金分を出金し、以降は全て利益となるような運用を推奨しています。”

と書いてありますので、こちらから見るとファンダメンタルズを組み込んだ商品ではないことがわかります。
では実際にテクニカル分析が効かなくなったトレードを確認してみましょう。

こちらは過去のアメリカ大統領選挙の事例です。
ファンダメンタルズ要因で値動きする場合はテクニカル分析は一切機能致しません。

上記ちょっとした出来事が起こるたびに資産を溶かしていたら、
とてもではないですが賢いトレーダーとは言い切れません
よね。

自動売買ツールをどうしても検証したい、使ってみたいという方は良いかと思いますが、自身のスキルがない限り、このタイミングでは取引をしない手動に切り替えるなどしっかりと判断ができる人や将来自動売買ツールを作ってみたいなどの方には参考になる商材ではないのでしょうか。

ブログは一方的な発信だと私の自己満足になりかねません。
本当に読者さんが知りたい内容にフォーカス出来るのが一番だと思いますので、何か質問や気になることがあればコメントにもらえればお答えしていこうと思います。

これからも引き続きお読みいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。

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