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【商材検証レビュー 】トレード全書という商材についての考察

皆様こんにちは、FXトレーダーの黒鳥です。

前回はトレードスタイルについてこのブログでお伝えしましたが、
今回は読者の皆様からのご要望より、「トレード全書」という商材のレビューをさせていただきます。

私はファンダメンタルズ分析がベースの手法をメインに採用しているので、あまりテクニカル分析や自動決済EAなどは使用しませんが、何かのインジケーターが欲しい、という人が大変多いという事を最近耳にします。

今まで培ってきた自分の経験・考察だけでは不安という方が、これからFXを始める初心者の方はもちろん、中級者の方も多くいらっしゃるという事ですね。

そのため、よく、
”FXには商材探しをする人がたくさんいる”
と言われている理由が上記から想像できますね。

「エントリーのタイミングはどこ?」
「ロット数はいくつ?」
「どこで利確したらいいの?」

など手法によって資金管理や通貨ペアも変わるのは事実ですが、
自分にあったトレード手法を選び、自分のルールを形成するのが大事であり、
商材はそのためのきっかけ作りに最適だと私は考えています。

”ちょっとやってダメだから次”ではルールも手法も定着せず確立も出来ません。

まずは初心者の皆様にはしっかりと自身のルールを定着させるために、
自分にあった方法で日々トレードしていくことがいいと思われます。

ただし、定着をした後は様々な要因で相場が動くため、さらに常勝をするためには常に知識のアップデートが必要だと考えています。
相場の状況に合わせて適切なテクニカル分析へアップデートをしたり、
急変動したバックグラウンドにある金融政策などの把握により、自分の勝てる相場の理解と自分にあった手法を理解することが大事ですね。

なので、一つか、多くても二つの商材の手法の定着とファンダメンタルズ分析を
複合的に活用していくことが私は良いと考えます。

つまり、学び、実践し、検証する。これで自分の中のFX理論を構築しましょう。

今回はそういった話も盛り込んで商材レビューをしていきます。

今回も私個人の見解ですのであしからず。

メルマガの延長の様なLP

今回も先に結論からお伝えします。

この商材には根拠となる実績が掲載されておらず、さらには本で学べる可能性があるので
購入を控え、自身で勉強をし、もっと学びたいと思える内容であれば購入を検討した方が良い
といえます。

さて、本題に入る前に触れておきたい部分があります。

それは、このランディングページ(LP)についてです。

この商材はMt.more氏という方が個人で販売している様なので、とても簡素なLPとなっています。
悪いことではなくむしろシンプルなのは好ましいですが、
今回のLPは、伝え手が重要としている項目が多すぎるため、
読む気が無くなっていく様なつくり
でした。

実際にLPは顧客との最初の接点にもかかわらず、文章がわかりづらいということは
今回の商材自体も理解しづらい可能性
がございます。

また内容が初心者向けともいえるメンタルやダウ理論についてまとめた内容なので、
巷にはもっとわかりやすくまとめた本などが書店に並んでいるのではないでしょうか。
実際に本などで勉強してから、購買するかを決めるのも一つの手かもしれません。

では、実際にLPの中から内容抽出をし、分析をしていきましょう。

本LPの中で、大前提として一つ言えることは、ステートメントデータが一つもないということです。

「2016年に限定公開して以来、星4以上の評価しか付いた事がない、素人(オッサン)が書いたにしては珍しい解説書です。」

とありますが、どこを見ても実践者のデータや購入者の声など信頼するに値する情報を明示していません。

それに星を4と5が一人ずついたら星4以上の評価しか付いたことがないとも言えてしまうわけです。

商材を買おうか悩んでいる人は、

”自分が買ったらどうなるか”

を想像したいはずです。

生徒や自分の実績を出していないのに、何を言われても書いても説得力は皆無です。

メンタルの重要性について

このLPではメンタル改善・思考改善について熱く語られていますが、
これと言って新しい気付きや新発見は無いという印象のものばかりです。

熱く語っている内容は当たり障りの無い内容が多く、

「そうだったんだ!」

という感動が文章にはありません。

”自分がFXでの考え方を教えている”

という気持ちが見え隠れしているとさえ感じてしまいます。

このページに来た理由は人によって異なる筈です。
理由を浮かべたら次に『なぜその理由が必要なのか』を考えてみてください。
恐らくそれが、本当の理由に近いと思います。

本当の理由が何かまでは私は知り得ませんが、
程度の大小は別として、私個人の手法に興味をお持ちで、かつ自分に役立つ可能性があると判断して頂いているのだと思います。
〈中略〉
「勝ちたい」というのは、手段であり過程の話であって、目指すべき結果ではありません。
本当の望みは「勝った先」にある筈です。

上記の様に、当たり前の事をさも

”あなたは認識していなかったでしょう”

という論調で最後までいきます。

確かにFXにおいてゴール設定とそれを支えるメンタルは大事です。

大事ではありますが、商材を売る為にカウンセリング記事を書いても根拠が無ければ購入する気にはなりません

Rの法則

Rの法則とはMt.more氏が考案したロジックの様ですが、あれほどメンタルや考え方を熱く語っていたのにも関わらずその内容にはほとんど触れていません。

「Rの法則は、私が作成した無料レポートですが、全ての手法に通ずる原則理論のひとつと言えます。一方、トレード全書(本手法)は、他の原則理論も組み合わせたオリジナルの売買パターンを説明するものです。
〈中略〉
最も信頼度の高い1H足をメインにしたデイトレードです。
習得の度合いに応じて15分足以下に移行して売買頻度を増す事も可能です。
※慣れるまでは1時間足を推奨します。
原則理論しか使用しないので、あらゆる通貨ペアで理論を損ないませんが、
マイナー通貨に関しては未検証です。メジャー通貨での運用をお勧めします。」

どうやらRの法則とはダウ理論を用いたオリジナル売買パターンを解説するもので、
1時間足でのデイトレードで使用するものとの事。
詳細や実績に関しての説明は一切無く、次の利食いの難しさを助けるEAの話に移行してしまいます。

このLPで問題なのは何一つ証拠をこちらに提示出来ていないという事です。

”論より証拠”

とはよく言いますが、この言葉に尽きると思います。

「Rの法則」とは、
私が作成した相場理論書で、8年かけて理解した足の本質を30Pにまとめた電子書籍です。
また、法則は1行で完結しますが、この1行を説明するのに図と言葉で30Pを費やしています。

1行で完結すると言っている時間足の本質を、図と言葉の解説で30Pを費やすというのはどうなのでしょうか?
また、今回購入される方は初心者の方がメインとなる内容ですので、いくらサポートがついていると言っても、
このLPのようにわかりづらい文章で30Pも説明されると考えると購入者も読む気を無くしてしまいますよね。

また、本気でRの法則を学んだとしても、あくまでもテクニカル分析の一つですので、
直近で発生した、コロナウィルスなど予期せぬファンダメンタル要因でテクニカル分析が通用しないということも多々あります。

つまり、トレード全書で学ぶだけでなく、様々なスキルセットを個人個人がしっかりと向き合いながら行っていく必要があるといえます。
また、今回の手法が自分に合わない内容であれば読者の皆様はどうされますか?
書店に並んでいるダウ理論を手に取る、もしくは、インターネットで検索をし、まずは自分にあうか試してみてください。

やはり、極めるために学ぶことはもちろん行いながらも様々な情報をアップデートしながら取り入れていくという部分に関してはこのトレード全書のみでは不完全なのではないでしょうか。

まとめ

今回はレビューの依頼があった商材の個人的な意見をお伝えしました。

皆様が購入前の商材を見直すための役に立てばと考えています。

自分が根拠と自身を持って、この人の言う事や手法は信じられると思うトレーダーの手法・商材を購入する様にしましょう。

商材もタダではありません。
中途半端なものを掴むなら、証拠金に投入した方が賢いと思います。

・一番重要なブローカー選び
・トレードスタイル選び
・手法選び
・通貨ペア選び

実績や証拠を出しているのはもちろんですが、上記の項目まで気にしているトレーダーが安全だと個人的には感じています。

ぜひ、今一度FXで稼ぐために必要な目を養う期間にしてみてはいかがでしょうか?
販売にタイムリミットがついている様な物は信用に値しません。

しっかり自分の未来・資産を考えてFXをやっていきましょう。

ブログは一方的な発信だと私の自己満足になりかねません。
本当に読者さんが知りたい内容にフォーカス出来るのが一番だと思いますので、何か質問や気になることがあればコメントにもらえればお答えしていこうと思います。

これからも引き続きお読みいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。

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