皆様こんにちは、FXトレーダーの黒鳥です。
前回は 通貨ペアの選び方についてこのブログでお伝えしましたが、今回はいくつかあるトレードスタイルについてお伝えします。
読者の皆さんはどんなトレードスタイルで日々のトレードを行っているでしょうか?
「完全裁量のスキャルピングが安全」
「チャートを見続けられないからデイトレード」
「長期資産運用だから1か月に1回のスイングトレード」
「スワップポイント狙いの長期トレードなら安心」
など、それぞれ自分にあったトレード手法を選んでいると思います。
もちろん、様々な手法などいくつか試してみて、失敗と成功を繰り返して自分のトレードスタイルにたどり着いたという方が多いはずです。 しかし、FXに”絶対安心”という言葉はありません。 FXは9割が退場すると言われていて、プロトレーダーでも退場する人がいる世界です。
そのため素人が簡単に稼げるものではありません。
しっかりと学んで、知識がある上で行う投資という事を忘れてはいけません。
上記を前提として今回は初心者の方がFXを始めるなら
”デイトレード”と”スイングトレード”
はどちらがいいのかを解説していきます。
スタイルや手法は時に新陳代謝を必要としますので、
この内容は初心者だけに限らず自分の手法やスタイルを見直すキッカケになれば幸甚です。
今回も私個人の見解ですのであしからず。
初心者にはデイトレードトスイングトレードどっちがおすすめ?
今回も先に結論からお伝えします。
FXトレード初心者におススメなのはファンダメンタルズ分析を駆使したデイトレードです。
長期的なファンダメンタルズ分析を駆使したスイングトレードが出来るのが望ましいですが、初心者の内は1日の中でエントリーと決済をするのがいいと考えています。
なぜなら、長くポジションを持つほどメンタルも重要になり、ファンダメンタルズ分析の情報収集のスピードと方向感の判断がとても大事になるため、初心者には難しいことがわかるでしょう。
まずは1日の内に決済まで出来るデイトレードがいいと、私は考えています。
「いきなりファンダメンタルズ分析なんて出来ない」
と思う方もいるかもしれませんが、そもそもFXの知識がない内はトレードする必要もありません。
厳しいことを言いますが、大切な資金を市場に溶かして失うだけです。
読者のみなさんはルールを知らないのにバスケットボールの試合には出ないと思います。それは負けるのが目に見えてるからです。
しかし、FXの世界ではそれを当然の様にやる人たちが大勢います。
そういう人達が
「FXなんてギャンブルだ」
と言うのです。
私は10年以上FXの世界でプロとして戦い、多くの人を見て来ました。
結論としてはFXの勉強をしない人ほど負けます。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、この一言に尽きます。
日本はアジア一学ばない国と呼ばれていますね。 大学まで勉強したら他の事については勉強しない、読者のみなさまの周りにもそういう方は多いのでは無いでしょうか。
日本教育では肝心な金融に関する事を教えません。 そのため自分でしっかり学ぶしかないのが現状です。
せっかくFXをやるならしっかりと知識を身に着けて資産を増やしましょう。
私はその為の学びへのプラスになれるように記事を書いていきます。
知識はつけすぎたら削り落としていけばいいだけです。
・一番重要なブローカー選び
・トレードスタイル選び
・手法選び
・通貨ペア選び
これらはしっかりとリスク管理やルールを学んだ上で確立されていくものになります。
何も焦る必要はありません。
ポジションを持てば増える事もあれば減ることもあります。
しかし、エントリーしなければそもそも減ることはありません。
勝ちたいのであれば日々FXについて情報収集をしてルール通りのトレードを行いましょう。
トレードスタイルの違い
では次にトレードスタイルの種類と違いについて解説します。
トレードスタイルは大きく4つに分類されます。
1.スキャルピング
スキャルピングは、数秒~数分単位という短い間にトレードを繰り返す超短期トレード手法を指します。
中長期トレードの場合、値動きが小さいとあまり利益を得ることができませんが、短時間の間に数回売買して利益が狙えます。
東京時間の様な値動きが小さい時でも活用出来る手法です。
スキャルピングは裁量トレードである事が多いので、自分でしっかり流れを分析しながらトレードする事が可能です。
デメリットとしてはトレード中はチャートに張り付いていなければならない点ですね。
2.デイトレード
デイトレードは、1日単位で決済するトレード手法です。
1日に何度も売買することができますが、ポジションの保有時間は数分~数時間と少し長めなので、定期的にチャートを確認する必要があります。
環境認識をしてエントリーをしてから決済まで時間があるので余裕が出ます。
スキャルピングに比べると一取引あたりの利益が大きいので、手持ちの資金が少なくても方向感を間違えなければ十分稼ぐことができます。
3.スイングトレード
スイングトレードは、中長期的に数日以上かけてポジションを持つトレード手法です。
スキャルピングやデイトレードに比べるとチャート前での拘束時間が長くないため、ゆっくりとトレードする事が可能です。
早ければ数日間と短い期間で成果が出る事もあります。
毎月、複数回の収入を得たいという方に適していますね。
4.スワップ狙いの長期トレード
長期トレードは、数ヶ月~数年単位でポジションを保有するトレード手法です。
長期トレードでは2つの通貨を交換することで生じる金利差調整分=スワップポイントを毎日受け取ることで利益を得られる点が大きな特徴です。
最近は銀行に預けるよりもFX口座に入れてスワップポイントで金利以上分を増やしているという人もいるみたいですね。
スキャルピングにはあまり関係ないですが、以前から申し上げている様に
”相場は政策や国が動かしている”
という事を理解して頂く必要があります。
まだの方はこちらからお読みください。
この記事を読んで頂くと分かるように、FXトレードをする上でテクニカル分析よりもファンダメンタルズ分析が重要になってきます。
それは時間足やトレード日数によって関わりの深さが変わってきます。
スイングトレードの場合、確実に政府の金利政策などが絡んでくるため、ファンダメンタルズ分析が最も重要になる事はご理解頂けていると感じています。
いきなりファンダメンタルズ分析を駆使した長期トレードは誰も出来ませんので、ファンダメンタルズ要因を日々勉強し、情報をアップデートしながらまずはデイトレードで方向感や経済指標・要人発言等に対する意識を高めて腕を磨いていくのがいいと考えています。
資金や自分のリズムに合わせたトレード選びが大切
トレードスタイルや手法などは世の中に多く存在しますので、何よりも自分に合ったトレード選びが重要になります。
自分の性格や生活スタイルなど人によって様々です。
もちろん、資金量もトレードには大きく関わってきます。
それぞれにメリット・デメリットがありますので、よく特徴を理解した上で使い分ける様にしましょう。
何よりも大切なのは、ファンダメンタルズ要因が相場を動かしているという事です。
これをしっかり理解しないとラッキーで利益が出ても必ず大きな痛手を受けてしまいます。
トレードするにあたり決して無理をする必要はありません。
分からなければ手を出さなければいいだけです。
勉強をして分かる範囲が増えたらそれだけ利益も増える可能性があるだけの事なのです。
日常生活でファンダメンタルズ分析に必要な情報にアンテナを張り、学び続ける事からFXは始まると考えています。
自分の生活や性格に合うトレードをする、それだけで余計なストレスが減ります。
FXにおいて無駄なストレスはなるべく排除すべきだと考えているので、自分に合ったトレードスタイルを確立するのが一番ですが、ファンダメンタルズ分析を用いたデイトレードはスイングにも応用出来ますし、初心者の頃からやれば長期的に見てとても有効だと思います。
まとめ
今回は初心者がFXを始める上で大事なトレードスタイルと考え方についてお伝えしました。
私がファンダメンタルズ分析を用いたデイトレードを勧める理由をご理解いただけたかと思います。
皆様も、ご自身のトレードスタイルやファンダメンタルズ分析の重要性を見直すキッカケになればと考えています。
あまりトレードスタイルに関しては考え直したことが無い方も今一度見返してみたらそこにヒントがある可能性もあります。
ぜひ、資産や自分の生活の時間を守りながら増やしていける事を願っております。
ブログは一方的な発信だと私の自己満足になりかねません。
本当に読者さんが知りたい内容にフォーカス出来るのが一番だと思いますので、何か質問や気になることがあればコメントにもらえればお答えしていこうと思います。
これからも引き続きお読みいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
引き続き、黒鳥に取り上げてほしい題材(テーマ)などのリクエストを受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。