FXトレード

FXトレードにおけるインジケーターの役割

皆様こんにちは、FXトレーダーの黒鳥です。

突然ですが、インジケーターは何を使っておりますか?

一目均衡表・単純移動平均線・RSIなど探せばきりがない程のインジケーターがあると思います。

私黒鳥もファンダメンタル分析をメインで行うため、あくまでも参考までに使うインジケーターがいくつかございます。

その中でも、多くの人が意識するインジケーター3つご紹介します。

1.200SMA
2.フィボナッチリトレースメント
3.フィボナッチエクスパンション

ご存じの方もいると思いますが、復習のためにご紹介します。

200SMA

まず、1つ目に200SMAについて説明していきます。

200SMAとは、200日移動平均線という人もいますが、期間=200単純移動平均線なので200SMAといいます。

200SMAをご紹介する理由は、多くのトレーダーが意識している移動平均線なので、多くのローソク足が時間軸問わず反応するケースが多いからです。

ちなみに、移動平均線は人によって表示させる数値が変わりますが、一目で短期・中長期でトレンドやレンジの判断、レートの勢いを確認できるので多くのトレーダーが指標にする傾向にあります。

グランビルの法則などで移動平均線が表示されているのもそういった理由からです。

ではどうして200SMAが反応するか、その理由を2つの観点からご説明します。

理由①グランビルの法則

グランビルの法則とは、下記の通りです。

引用:外為オンライン

ここで用いられる移動平均線が200SMAです。

そういった意味合いでも、200SMAは他の期間の移動平均線とは立ち位置が少し違うのかもしれません。

グランビルの法則を意識している人は、200SMAを見ている可能性が高いことが推測されます。

理由②為替ニュース

2つ目が為替ニュースです。

特に日本や海外などの為替ニュース内で、移動平均線として200SMAが常にとりあげられます。その理由が長期トレンドの目安となるからです。

“為替ニュースに登場する=多くの人が見る”

こういう事情で多くの人が200SMAを意識する結果、チャートで何らかの反応が起こります。

では、どのようにして200SMAを使用すればいいのか様々ございますが、参考までに紹介します。

1.「環境認識として使う」

200SMAは該当する時間足の長期トレンドを示す移動平均線です。

環境認識の補助的に200SMAの傾きやローソク足との位置関係で、上目線なのか下目線なのかを決めるのも1つの方法です。

2.「エントリー判断として使う」

200SMAでの反発を確認してエントリーするのも1つの方法です。

ただし上位足の200SMAの傾き等も考慮して同じ方向にエントリーする方が精度は上がります。

また、1つの壁として機能する事から、エントリー後の利確や損切り判断として利用することもできます。

エントリー判断、利確・損切り判断に使う際には200SMAとその他のサポレジが組み合わさる位置だとサポレジの効力が1段階強くなるイメージです。

代表例をご紹介しましたが、様々な観点で使用される200SMAをぜひ理解を深めトレードに臨みましょう。

フィボナッチリトレースメント

2つ目に、フィボナッチリトレースメントです。(以下F.リトレースメント

F.リトレースメントとは、押し目や戻り売りのポイントが予測できるインジケーターになります。

FXのチャート内で常時トレードが行われていますが、このインジケーターはトレンドが発生する前ではなく、トレンドが発生した後にラインを引きます。

また注意することは
・上昇トレンドのときは安値から高値に向かって引く
・下落トレンドのときは高値から安値に向かって引く

ということです。

皆さんは市場でトレンドが発生した時によく、「半値押し」「3分の1戻し」という言葉を聞いたことがございませんか?

それと同じように、F.リトレースメテントでは、「38.2%」、「50.0%」、「61.8%」の比率が主に重要視されます。

F.リトレースメントを使う投資家は上記比率を特に意識するため、価格がこれらの比率に近づくと実際にサポートやレジスタンスになることが多くあります。

上記の5つの「半値押し」・「3分の1戻し」・「38.2%」・「50.0%」・「61.8%」は覚えておいて損はないでしょう。

また、F.リトレースメントの引き方は大きく分けて2つあります。

1つは、上昇トレンドの場合最安値から最高値に向けて引く方法です。

もう1つは、ワンスイングに引くという方法です。

※ここで言うワンスイングとは、チャートの中の一つの山谷のことをいいます。

注意しなければならないのは、終点は市場参加者と同じ所に合わせられますが、始点はどこを始点にするのか判断が人によって違うので、市場参加者が意識しない所に始点を合わせてしてしまうと、全く意識されない所にF.リトレースメントを合わせてしまうことになりますので、気をつける必要があります。

この方法を駆使して、押し目や戻り売りのポイントを予測していくということになります。

フィボナッチエクスパンション

そして3つ目に、フィボナッチエクスパンションです。(以下F.エクスパンション)

F.エクスパンションとは利益を伸ばして取りにいくために、戻りポイントや次の利益確定はどこなのかを予測するインジケーターになります。

F.エクスパンションの引き方は、1つしかありません。

上昇トレンドの場合チャート中の谷山谷(N)の3点を結ぶことでひくことができます。

また、下降トレンドの場合チャート中の山谷山の3点を結ぶことでひくことがでできます。

もちろん発注したポイントではなく、値動きのポイントで結びます。

F.エクスパンションでは、「61.8%」、「100.0%」、「161.8%」の3段階で利確ポイントが見られるようになります。

基本はダウ理論に基づき使用します。
※ダウ理論がわからない人のためにダウ理論の6つの基本原則を概要程度で載せさせていただきます。ご興味のある方はネットなどでさらに検索してみてください。

1.価格 (平均株価)は全ての事象を織り込む。
2.トレンドは短期・中期・長期の3つに分類される。
3.主要なトレンドは3つの段階から形成される。
4.価格は相互に確認される必要がある。
5.トレンドは出来高でも確認されなければならない。
6.トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する。

上記踏まえ、F.エクスパンションの簡単な使い方ですが、

高値切り上げ安値切り上げで上昇トレンド

安値切り下げ高値切り下げで下降トレンド

になるので、トレンドになったときに直近の高値安値で「Nの形」を作ってあげればいいだけです。

それだけで相場の反発点を予測することができます。

もちろん、F.エクスパンションの使い方に正解不正解はないのですが、100%反発するということではないのであくまでも自身のトレードの参考として活用するのがいいと思います。

まとめ

今回は参考にするべきインジケーターを3つお伝えしました。

ここでご注意頂きたい点としては、あくまでも「参考に」伝えています。

なぜなら、テクニカル一辺倒だと重要なファンダメンタル事項が発生した際に読み違えてしまう可能性が大いにあるからです。

また、テクニカルが効きやすいのは大衆心理に関わる事が多いので上記おススメしたインジケーターも通貨ペアによっては全く意味を成さないものもございます。

あくまでもファンダメンタル分析を行ったうえでトレードのサポートとして使う事を理解しておいてください。

常にそれを意識しながらトレードを心掛けましょう。

ブログは一方的な発信だと私の自己満足になりかねません。
本当に読者さんが知りたい内容にフォーカス出来るのが一番だと思いますので、何か質問や気になることがあればコメントにもらえればお答えしていこうと思います。

これからも引き続きお読みいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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