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爆益スキャル パーフェクト・オメガFX

皆様こんにちは、FXトレーダーの黒鳥です。

先日、このブログの読者様から

”億が稼げると謳うサインツールを購入したがまったく結果も出ずにサポートも中途半端でお金だけ損しました。

このブログで学んだつもりでも実際は
「これは良さそう、自分に合いそうという感覚」と「ちょっとよく考えてみようという感覚」がまだ自分の中で精査されていない結果だと思います。
日々このブログを読んで知識を蓄えていこうと思います。

というコメントを頂きました。

投資の案件においては自分にとって光って見えるものほど疑ってかかった方が安全ではあります。

FXにおいても美味しそうに見えるタイミングはたくさんあります。
しかし、本当に利益を見込める相場の動きなのか、エントリーする根拠はいくつあるか、どれだけの意志を持ってポジションを持てるのかという自問自答が必要になります。

この自問自答の質を日々高めて自分が行動する前の根拠の確認が大切です。

それでは、読者様より依頼のあった「爆益スキャル パーフェクト・オメガFX」という商材についてレビューしていきたいと思います。

今回は2つの観点から見ていきたいと思います。

・逆張りというロジックの危うさ
・ロジックの信用性

では、最後までお付き合いください。

プロでも危険なトレード

今回の爆益スキャル パーフェクト・オメガFXですが、
結論として
”証拠金を簡単に失ってしまう危険性のある商材”ですので購入は避けた方がいいと思います。

すでに多くの方が成功されて、
夢の一攫千金を実現している今回のプロジェクト。

小資金でハイレバレッジという
僕の独自のスタイルを真似れば、

初期資金が1万円だろうと、10万円だろうと、
そんなのは特に関係ありません。

1万円はあっという間に10万円になり、
10万円はすぐ100万円になるでしょう。

過去の僕のように、
借金まみれで家族や友人に迷惑をかけていたり、
どうしても避けられない支払いが間近に迫っていて困っていたりと、

爆スキャの学習はともかくとして、
今すぐ爆発的な収入が必要な方がいることも、
当然ですが、僕は理解しています。


※一部抜粋

「小資金でハイレバレッジ」というのは少しの逆行で損切り、もしくはロスカットになってしまうので、相当精度がいいエントリーポイントを確実に見つける必要があります。

その精度のいいエントリーポイントを見つけるのがサインツールである場合、非常に危険であると思います。

今までの検証からも分かる様に、精度のいいサインツールは見たことがありません。

ハイレバレッジであれば通貨ペアやトレード時間によっては一瞬で証拠金を溶かす可能性があります。

証拠金を分割しようと小資金でハイレバレッジをかけるのであれば逆行に耐えらず、負けを重ねるだけになり、証拠金を全て失ってしまいます。

これは勝ち続けているプロは絶対にやりません。
それは資金管理の大切さを理解しているからです。

資金管理はFXで一番大切と言っても過言ではありません。

資金管理が出来ていないと例えどんなに優れた手法であっても勝ちを重ねて利益を出す事は出来ません。

また、このように
自分にも昔は借金があったがドン底からの復帰、という話はクロスリテイリング社ではよく使われていますね。

これはマーケティングでよく使われる「神話の法則」という人間心理に訴えかけるフレームワークをテンプレで使用していて、ハリウッド映画の脚本や少年ジャンプのような漫画でも数多く用いられているものになります。

この場合は神話の法則を簡易的にした「V字回復ストーリー」というもので、詳細については割愛しますが、簡単にお伝えするとどん底からの復活で弱みを見せて共感性を持たせるものになります。
興味のある人は調べてみると面白いかもしれませんね。

クロスリテイリング社はこの
「借金まみれの生活からこの手法で今は大金持ち」
というストーリーを多用しています。

この時点で明らかに作り込まれた販売用の見せ方だというのが見えるので参加はしない方が賢明であると言えます。

手法についても見ておきましょう。

基本的にはダウ理論を利用した逆張りのスキャルピングの様です。
 どう見てもトレンドが発生している状態の絶頂をへし折り利益を狙うとの事です。

ロジックとしてはトレンドの終わりに現れる「オメガ(Ω)」の形をサインとして逆張りを仕掛けるというものになります。

ただの押し目をトレンドの終わりと勘違いし、逆張りをして負けるケースが多いが、今回狙うトレンドの絶頂では、チャート上で明らかに異なる点がひとつある。それがΩの形。
いわゆるダブルトリップやトリプルトリップの形で、高値更新に挑んでは跳ね返される、チャートの天井がきっと見えてくる。
 いかに巨大なトレンドであっても、この形が出たら相場は雪崩のように崩れざるを得ない。
それまでの勢いを全て搾り取られ、使い果たした状態の値動きなので、大きな利益をえぐり取ることができる。

と記載がありますが、相場を動かしているのは金利や政策のファンダメンタル要因なので、このテクニカル分析が絶対ではありません。

オメガのメカニズムはダウ理論
トレンドはどこかで必ず終わるもの
で、これ以上は上に行けずに何度も跳ね返されてしまうように
天井にぶつかる。そしてまずは安値が切り下がり、その後高値も切り下がる。つまりダウが下落に
変わったので、あとは落ちるだけでトレンドは完全に終わる。

MT4に搭載された機能を使い、トレンドの終わりを自分で自由に決める
相場の未来をあらかじめ読み解いてしまえるような、FX史上他に例のないロジック。
そこには当然ながら、FXがトレーダー間の取引であるがゆえの明確な理由があり、あなたの意思に合わせて相場が動かざるを得ないハッキリとした根拠がある。

これらは明確な理由と相場が動くハッキリとした根拠には成り得ませんので、ロジックとしては成立はしないかと思います。。

実績はいつもどおりのモザイクだし、会員の実績なども載っていません。

それに加え価格は498,000円(税込)と高すぎますね。

本田氏の以前の商材「爆益スキャル億のマスタープラン」で史上最強で簡単に稼げると謳っていたこと自体が嘘になります。

トレンドの終わりを自分で決められる根拠があると言っていますが、肝心な根拠については何も述べられておらず、詳細は不明です。

ロジックの信用性

今まで本田氏が販売してきた商材それぞれでサインツールが存在する様ですが、全てにおいてサインツールでトレードする場合、何が起きるでしょうか?

サインツールでトレードする=検証・復習が出来ないという事になります。/p>

負けたトレードを振り返るという非常に重要な工程が行えなくなります。

プロのトレーダーはトレードに後悔はしませんが、反省と振り返りは必ず行います。

視野を狭めたり視野を広げたり別の観点から見たり。
「なぜここで負けたのか?」という事が理解出来なければ次も同じ事をしてしまうからです。

それがサインツールでは検証のしようがありません。

なぜここでサインが点灯したのか、そしてなぜ負けたのか、買ったのか。

これが理解出来なければ同じ失敗を繰り返すだけになってしまいます。

「意志のない球は打たれる」という言葉がありますが、エントリーするに値する複数の根拠を確認出来ないとなるとリスクリワードレシオを上げていく事は難しくなってしまいます。

実績が無い、証拠もない、アップデートではなく高額の新商材という時点で参加の価値はありません。

今回の商材は結論として
ロジックの信用度が低く、信憑性に欠ける上高額なので参加する価値は無いと思います。

投資において焦りは禁物です。
しっかりと正しい情報の収集と選定が必要になります。

ブログは一方的な発信だと私の自己満足になりかねません。
本当に読者さんが知りたい内容にフォーカス出来るのが一番だと思いますので、何か質問や気になることがあればコメントにもらえればお答えしていこうと思います。

これからも引き続きお読みいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。

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